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突然炎のごとく

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1961年のフランソワ・トリュフォー監督作品です。
桜坂劇場でのトリュフォー特集を見逃してしまって、
落胆したので衝動買いしちゃいました。

いろいろな見方があると思いますが、
この邦題の付け方はすごくセンスがあると思う。
(原題はあまりにも素っ気ない「ジュールとジム」)
カトリーヌを演じるジャンヌ・モローのキャラ設定が炎そのもの。
ワガママっちゃーワガママ。
世界は自分を中心に回ってるといわんばかりに、
刹那的な衝動に身を投じるわけです。
男ふたりに女ひとりの三角関係を描いているのは、
同じくヌーヴェル・ヴァーグのスター監督であった、
ジャン=リュック・ゴダール「はなればなれに」もそうなのですが、
どちらも圧倒的に女子力が強くて男衆がヘタレに見えてしまいます。

カトリーヌは「女王だ」とジュールに言わせるほどの魔力を持っています。
こんな役柄になると、そんなに美形ではないのに、
ジャンヌ・モローは本領発揮です。
どちらかというと男顔だし、お肌もシワシワなのに燦然と男たちの上に輝きます。
男の子の格好をしたり、カジュアルなお洋服の着こなしが粋で、
「ココ・アヴァン・シャネル」とか、
こんな質感の女優さんに演じてもらえば厭味がなかったのに。
でもって、海辺でのバカンスヘアバンドで髪を束ねただけのカトリーヌを、
ストップモーションでカメラが捉える瞬間があるのですが、
カトリーヌが最高にかっこいい。
女神の風格がありました。
女を敵に回さずに、男を翻弄するフレンチかっこいいのひとつの象徴ですね。

車を運転するカトリーヌの脚をサラっと舐めるように撮るショット。
トリュフォーって、なんかセクハラ親父だよなぁ。
ラストまで気が抜けないテンポの良い作品です。

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金城武のピックアップ・アーティスト

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1996年の台湾映画です。
ヤフオクで「天使の涙」とニコイチで買ったので、
PV?と思いながら見たら映画でした。
タイトルが紛らわしくないですか?

もうねコメディ、コメディの一言に尽きてますから、
ラブコメ脳がないわたし、金城武好きだから見たけれど、
木戸銭払ってまでは、まず見ないな。
これが邦画だったらかなり痛い。
だけど、カネシロ君、等身大の若者って感じで、
楽しんで演じていたのではないのかな。
友だち3人組でナンパに明け暮れているのだけど、
その友だちってのが見事に寸詰まりで、
カネシロ君の引き立て役になっていました。

カネシロ君が恋するアテナ・チュウが、
アイドル時代の長山洋子に似ていました。
あんなショートカットって台湾人的にウケるんだろうか。
のりピーもあんな感じだったし。
(その昔、台湾でCMに出ていた「外タレ」つったら、
チョウ・ユンファと、のりピーくらいしかいなくて、
その人気っぷりに驚いたものです)

カネシロ君にそこまで思い入れがないので、
何度も見たいテイストの作品ではないですが、
さすがに今年の大河ドラマよりは出来がいいと思います。
カネシロ君のいろんな表情が見られるので、
肩の力を抜いて見るには良い作品かと思います。
もしもです、セルゲイ・ボドロフ・Jrにこんな過去があったら、
わたし寝込んでしまうはずです。

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愛すべき女・女たち


1967年のオムニバス映画です。
原題は「世界最古の職業」
つまりは売春婦のおねぇさんたちを題材にしています。
タイトルバックの雰囲気で「ん?これって」と思ったら、
やっぱりイタリアン・コメディ式に撮られた作品だそうです。
古代から近未来までを6話にしている作品なので本あたりの尺が短く、
おまけに娼婦が題材なので、口説くって部分が欠落しているのですね。
女目線で見ると、即ベッドインっていうのは味気ないので、
なんとなくテキトーに見てしまいました。

ジャンヌ・モロー貴族相手の娼婦を演じていたのですが、
この人こんなコスチューム・プレイが似合わない。
老け顔だから媚を売ってる感がまったくなくて、
あまり良いと思わなかったです。

現代(67年当時)の売春模様を描いた、クロード・オータン=ララのパートは、
衣装も出ている女優さんもかわいかったので、一番好きかな。

ジャン=リュック・ゴダールアンナ・カリーナ最後の仕事、
近未来編は、なんか安っぽかった。
「アルファヴィル」とちょっと似てるかと思いました。
誰も未来のことなんかそんなに具体的に描けませんよね。
衣装がヘンテコなのに空港はレトロなのが笑えた。
みなさん、身の丈に合った仕事をしようね。
アンナ・カリーナはものすごくべっぴんさんでした。

イマイチ完成度が高くないオムニバス作品だったかな。

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